TAG RODをつくろう!!
壊しているのか?直しているのか?よく判らない趣味の車いじり…
0217
油圧が気になって・・・ チェックボールを確認してみる【前編】 
購入時、油圧センサーの配線まで切られていたもので~
センサー取り外して機械式油圧計を付けたんですよね。
その時から気になって仕方が無かった事があります。
せっかくのエンジン分解に伴い、見てみようかと・・・
油圧ゲージ
100psi(約7㌔)まで測れる油圧計
機械式で直接取り付けるタイプですね~
セットしまして・・・
エンジンを掛けると油圧は結構上がります。
ですが?
吹かすと振り切ります><
一体、何キロ掛かっているか判りませんね(-_-;)
オイルが温まると
油圧は下がって行きまして・・・
20psi程で落ち着きます。
このブラストのアイドリングはそれ程下げていなくて1000回転以上にはしていた筈ですので~
三拍子にしているハーレー等よりは油圧は下がらないとは思いますけど
20psiって言うと約1.4kgf/㎠
私的にはアメ車もバイクも油圧は1kgf切ったらまずいと認識しています。
空冷VWのオイルランプは1kg切ったら点灯すると聞いたからなのですが・・・
ビートルにしてもアメ車V8にしてもリリーフバルブってのがあるでしょう?
油圧が掛かりすぎたらバイパスするもの。
圧が低くてもいけないが高すぎてもダメな筈><
それがこのバイクに乗るようになって初めてメーター振り切りを経験したんですよ~
気になる訳です(-_-;)
勝手なイメージで・・・
油圧ゲージを取り付けた時、テーパーネジを締め付け過ぎて底付きした?
油道を塞いじゃったんじゃないか!
等と想像し・・・ドキドキしているのだが・・・
腰上をばらした時にはオイルが来ている事を確認出来たもので
まあそれほど問題はないだろうとそれ以上は追及しなかった。
ネットで検索するも油圧の上がりすぎは「オイルラインの詰まり」としか出てこない。
当然そうでしょうけど・・・
ビューエルのエンジン始動時はゲージを振り切る様な事も書いてあった。
まあ純正はセンサースイッチであり、油圧が下がった時に警告灯を点けるだけのものなので
油圧の上がりすぎは見ていないし・・・
一部、油圧計を付けた人の中で記事にしている人!と言う事で殆ど記載がない><
これを機に
見てみよう^^
ドライサンプの車両は過去・・・SR位かな?
なのでどのようにオイル循環しているかまじまじと確認するのは初めてだ^^
オイルフィルターは外しているので解りにくいが~
オイルタンクからオイルポンプへ入りそこから赤矢印の通り流れオイルフィルターに入ってエンジンへ送られる。
油圧ゲージはフィルターへ行く前ですね。
詰まってたらそもそも空気も流れないだろうと息を吹き込んでみたら抵抗も無く吹けた
矢印のところからフィルターに入り、真ん中の穴からエンジンに行きます。
ずっと心配だった油道詰まりは無いと確認された訳だ^^
うん
良かった^^
でね。
調べていると、ドライサンプはオイルタンクからオイルを取り、エンジン内を循環させてまたタンクに戻るので~
オイルパンが無いし・・・
クランク内にオイルが行きすぎない様になっているみたいだ!
オイルタンクは大抵エンジンの高い位置に接地してあるし・・・
せめて真横?
なのでエンジン停止時にオイルが落ちない様に「チェックボール」ってので栓をしている様だ
ん?
じゃあここが逝かれてたら・・・
オイルダダ漏れ(内部で)かオイルが行かないか?って事もあるのか??
ああ
またまた心配の種が><
マニュアルを見るとフィルターからエンジンに行く入口でチェックボールが待ち受けている。
リリーフバルブはフィルターが詰まった時の迂回路だが・・・
チェックバルブはその真逆だなぁ(^_^;)
⑤がチェックボール
④はそれを押しつけているスプリング
これがどのくらいの圧で開くのか?
初期の油圧が何故高すぎるのか、オイルが温まり油圧が下がった時、どの位まで下がっても循環しているのか!!
こりゃあ調べる必要がありますねぇ^^
楽しそうだ!!
ってかさぁ
ウェットサンプよりエンジン位置が下げられるからとは言っても・・・
ドライサンプの方がややこしい感じがするなぁ
古~いバイクは大抵、ミッションとクランクが別部屋であり、ドライサンプが多い・・・
技術的にはどうなのかな?
昔のバイクの方がメカニカルだったって事?
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小さいサイズのオイル入り油圧計、燃圧計もあるよ^^
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Posted on 2016/02/17 Wed. 07:56 [edit]
0218
油圧が気になって・・・ チェックボールを確認してみる【後編】 
油道の確認していたら気になったチェックボール!!
ドライサンプではオイルが勝手にエンジン内に流れ込まない様にチェックボールで塞いでいる・・・
SRの修理記事なんかを見ていると、オイルを足しても足しても減って行く><
なんて時にはこのチェックボールのパッキンがダメになっていると・・・
スポーツスターなんかはオイルポンプ側にチェックボールが入っていて~
オーバーホール時にチェック!なんて記事も多いね^^
さてビューエルブラストのは?
ビューエルXBとかと同じ構造だとは思いますが・・・
私なりの方法で確認してみよう!
効いているか効いていないかだけでは心配だ(^_^;)
そこで・・・
オイルフィルターを付けるセンターボルト部を覗くとなんか見える^^
これがチェックボールだな
マニュアルでもこうなっているから・・・
間違いないだろう
フィッティングを色々突っ込んでみたがAN8のフィッティングが丁度良かった^^
ホースを繋ぐのに丁度良い
AN規格のフィッティングはテーパーになっている先がフィットして密着するタイプなので
センターボルトにフィットする様にOリングを挟もう!
エアーツールのカプラー♂(エアーアダプター)を用意
っとその前に~
せんたーボルトを抜いて形状確認!
成る程
ボールじゃないじゃん><
しかもゴム製(-_-;)
ふ~ん
密着性は良いよね^^
ちなみに置いた向きが逆ですね(-_-;)
ボール頭がセンターボルトに向かってないといけません。
外して並べる時間違えた><
正しい向きはマニュアル画像の通りです^^
さあチェックボールを元に戻してフィッティングをセット~
何をするのでしょうか?^^
こうして
ホース繋いでエアーアダプター繋いで・・・
ここに!!
コンプレッサーのエアータンクにあるレギュレーターを・・・
緩めて「0」にしておきます。
コンプレッサーからのエアーホースを繋ぎます!!
レギュレーターの圧を少しずつ・・・上げて行く
とこの辺りまでは空気が抜けません。
ここでようやくチェックボールより空気が漏れてくる。
psi表示の方で言いますと18psi以上からチェックボールが開くようです。
20psiなら間違いなく開いています。
へ~
成る程~^^
1㌔ちょいで開くんですね。
じゃあ1㌔ではオイルが回っていないって事ですよ!
もちろん車種によって違うのでしょうけど、空冷VWのオイルチェックランプは1kgf以下で点灯
ってのはあくまで目安なのか、大体で聞いただけで厳密にはもっと高い設定なのか・・・
1kgfでも問題ない設計なのかって事であり
この車両は少なくとも1.2~1.3kgf/㎠の圧が掛かってないとオイルが回っていないと言う事ですね。
だがしかし!!
これだけでは完全に把握できないって事に気が付くのです><
全国の科学者の皆さま!ご注意を~
チェックバルブの先の油道はコレです。
ここを覗くとチェックボールのスプリングが見えますね^^
ギリギリエアーが通っているレベルの圧で・・・
指で塞ぎます!
すると~
これが
圧が上がりました^^
当然か(-_-;)
まあ(^_^;)
この先の油道は狭く・・・エンジン内を通って行く為
実質解放された状態では適正値が読めませんが・・・
少なくともチェックバルブが開く圧は確認出来た訳です!
どうですか?
このチェックボールテスター^^
自作SSTですねぇ^^
特殊工具・・・スペシャルサービスツール=SSTです。
だから何?って感じですが・・・
(^_^;)
さて
漏れが無い事が確認され・・・
正常に開くことが確認され・・・
開く圧は判明しました・・・
が
リリーフバルブが無いんですね(-_-;)
オイルが固いうちは油圧がかなり上がる・・・
これは仕方がない事の様です><
え~と・・・
ここまで調べると~
オイルはどの様に通って行くか?が気になって来ますね^^
次回はその辺を・・・
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ブラックのフィッティングはあまり見かけませんよね^^AN4~12まで揃ってます。
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Posted on 2016/02/18 Thu. 08:05 [edit]
0219
オイルのルートを辿ってみる^^ 
三菱地所は見に行きませんが・・・
自分のバイクは見ておこう
チェックバルブの仕組みが判ったところで!
今度は油道を確認しておく
オイルポンプが送ったオイルはフィルターを通りこの穴から出てくる事が判りました。
そんでもって?
赤太矢印部分がその穴に合わさっておりますので~
赤細矢印の通り通って・・・
カムシャフトを各々潤滑しまして、カムカバー上側の黄色い部分に行きます~
そうすると黒矢印の2ヵ所の穴へたどり着くのですが・・・
この穴より2つのリフターへ入って行き
プッシュロッドとロッカーアームのクリアランスを保ちながら~
プッシュロッド内を通りロッカーアームを潤滑して・・・
ついでにピストン裏に噴射して・・・
シリンダー脇に開いている穴から落ちて来るのかな?
まあここしか無いのでそうなんでしょう!
前回開けた時の画像ですが~
オイルが通る道はカバー側に有ります。
転けたら終わりじゃん><
でね・・・
人が設計した機械なので、ルール守っておけばいいのですよ><
こうやって辿ったりしているから疑問が湧いてくるんですよ(-_-;)
またまた疑問が止まらない><
判らなきゃ解らないで良い癖に、気になると止まらないこの性格。
ドライサンプってエンジン内に余計なオイルが貯まらないんですよね?
潤滑してタンクに戻る。
オイルパンがあるタイプであってもタンクがエンジン下にあるってだけで・・・
くっ付いているなら仕切りも要らないってだけで・・・
別にクランクやギアがどっぷり浸っている訳では無い!よね?
クランクケースを割った時には結構なオイルが漏れてきました。
ですが1Lとかそんな量が出た訳では無く・・・
どの位だろうか?
こぼしてしまったので良く判りませんが(-_-;)
まあそれほどでも無いはず
白矢印の部分にオイルホースがつながっているのでここからオイルはタンクに戻るのだろう。
オイルポンプから繋がっているのはタンクから来てエンジンに押し出している分として~
結構溜まったオイルが戻るのか?
いやいや
少なくともカムカバーを開けた時にはほんの少ししかオイルは出てきていない><
ではどこからどうやって戻っているのか?
①オイルポンプは吸って吐出しているだけ
②オイルタンクはエンジンより上にあるので自然落下では無い
③繋がっているオイルホースは中途半端な位置にある><
んんん?
おかしいな
ケースの反対側を見てみよう
ヘッド周りを潤滑したオイルはクランクのある部屋に戻ってくるはずですが・・・
クランクからオイルタンクに繋がっているラインは見当たらない><
じゃあ唯一ホースがタンクへ繋がっているカム部屋に行くのか?
黒矢印の部分はドレンになっている様だし~
黄色矢印の穴はタイミングホールで普段は塞がっているし~
赤矢印は穴だが高い位置にあるなぁ
じゃあ
赤線まで溜まって、ヘアリングの隙間からカム部屋に行くしかないぞ?
クランクどっぷり浸かる羽目になる(-_-;)
かなりのパワーロスじゃあないか?
いやいや
そんなにオイルは漏れなかったぞ?
ぬぬぬ
ミッションオイルはプライマリーチェーンの部屋とはトンネルで繋がっていたが・・・
オイルが違うのだから間違いなくクランク内には繋がっていない。
ベアリングを潤滑する油道はこんな適当な穴だし・・・
反対側へはオイルが行かない様オイルシールがされてたし~
見れば見るほど悩ましいのですが(-_-;)
ああ
眠れない
眠れない日が続くぞ~><
ウエットサンプが懐かしい(^_^;)
悩み過ぎて350エンジンのOHに戻りたくなってきた!
しかも・・・
さらに悩ましい事が(-_-;)
ブローバイホースを繋げているこのフィッティング・・・
ミッションケースに繋がっていますよね?
まあ今まではさほど不思議では無かったのですが・・・
そう言えばドライサンプ><
クランクとは別部屋!
ということはピストン内圧はヘッドに付いているPCVからしか出ていないのね(-_-;)
まあ油道を通って戻れるので圧は抜けるだろうケド・・・
結局この穴から出るんだよね?
オイルが上から一生懸命降りてこようとするこの穴(-_-;)
ピストンの上下運動で発生する圧はそうとうなもんだろう
この穴では・・・
加圧・負圧の繰り返しはそうとうだよね~
必要以上にパワーロスしないのだろうか?
V8のウェットサンプだと結構大きな穴が何ヵ所もあってヘッドと繋がっているよなぁ
気になるなぁ
メーカーの設計を信じて・・・気にしなくてもいいはずなのに・・・
気になって仕方がないなぁ
助けて~><
まあ落ち着いて・・・^^
ちょい調べ直そうか~
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Posted on 2016/02/19 Fri. 08:36 [edit]
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